母子一体感から離別間へ、大切な人ほど自分から去って行くのはなぜ

「母子一体感と離別間」について

「母子一体感」とは、本来幼児が母親に対して抱く「甘え」のこと

簡単に説明すると

「母親と自分とは別の人間だといった認識が出来ていない心理状態」の事になります

つまり幼児の子供にとっての母親は「ボクの欲求を全て満たしてくれて当たり前の存在」

「お母さんはボクの期待に全て答えてくれて当然なんだ」という幼児の頃に抱く強い甘えのことになります、例えばこのように・・

子供 「お母さん、ジュース飲みたい」

母親 「はい、ジュースね」

母親が冷蔵庫から出したジュースを子供が飲もうとすると・・

子供 「もう、冷たい!(怒)」

母親 「・・ちょっと待ってね」

少し温めてジュースを出しますが、子供はジュースを飲もうとはしません

母親 「飲まないの?」

子供 「青いのじゃない!(怒)」※いつも使ってる、お気に入りの青のコップではないという意味

こんな感じで平気で横柄なことを、幼児の子供は母親に対して命令したりするのですが

先ほどの、この一連のやり取りは、実は私の一番下の子供と妻との実際のやり取りになります(笑)

正直妻に対する子供の態度は前、一体何様のつもりなんだ!?」って感じなんですが

これは幼児の頃十分に満たされなければならない「母子一体感」だという事を私は十分理解していますので

「あ~ぁ、また始まった」と妻と二人で

「まったく、しょうがないな」みたいな感じで笑いながら主君(子供)に毎日仕えています

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普通であれば母子一体感は、自然となくなっていくもの

そして、これから子供がもう少し大きくなってくると

「母親はボクの願いを全て聞いてくれる存在ではないんだ・・」

否が応でも分からなくてはならない時が、かわいそうですが必ずやってくることになります

今までの世界であれは母親と子供だけという一対一の、たった二人だけの関係で良かったものが

今度は、母親と子供の他に「他人」という子供にとっては非常に厄介な人間関係が新たに加わってきます

当然嫌な事は当たり前のように拒否されますし、そもそもボクの要求に応える義務など他人には全くありません

そしてその頃になってくると、さすがの母親もいい加減、子供のわがままにいつまでも付き合っているわけにもいかず

仕事や家事などで忙しかったり、体調がすぐれなかったりするなどして、そんな事が何度も繰り返されたりしますと

「お母さんはボクの要求に全て答えてくれる存在じゃないんだ」といったことが、子供にも何となくと分かり始めてくるはずなんです

母子一体感が大きくなっても卒業できない人がいる

ここで私が「分かり始めてくるはずなんです」といった曖昧な表現を使ったのは、ここでしっかりと「離別間」が芽生えてくる子供と

残念ながら、この「離別間」が当たり前の様に芽生えずに「母子一体感」を持ったまま、そのまま大人に成長してしまうパターンと二通りに分かれてしまうんですね

ちなみに、ここからは恥ずかしことですが私自身の話になります

実は私は社会人になり、いい大人になってからも全くといっていいほど、この「離別間」を持てなかったことに長い間苦しめられてきた人間なんです

自分でもしっかりと分かっているんですよ、これは直さなくてはならない悪い癖なんだって

この人間関係における「離別間」を持てなかったことによって、例えば若い頃に彼女ができたとしても

「母子一体感」が親しくなるにつれどうしても表に強く出てしまい、結局女性から愛想をつかされて

今思えばどれだけの女性に付き合ってから別れを告げられたことか・・ 今となっては本当に恥かしいことです

なんで、こんなにもスキンシップを求めてしまうのだろうか?→パートナーに対して異常にスキンシップを取ってしまう人の原因はこれだった

ちなみに、もう大きくなった私の他の子供達ですが自分が幼少期の頃とは違って、しっかりとした当たり前の家庭環境で甘えられる時に

きちんと甘やかされて育っているために、しっかりとこの「離別間」を確実に身に付けているのが分かります

その辺は、ずいぶん昔「離別間」を身に付けられていなかった、私なんかと比べて自分の子供なのに

自分よりも子供の方が「大人」に感じていたことを、今でもよく覚えていますね

離別間を持てずに大人になると、かなり面倒な人になってしまう

この「離別間」をしっかりと身に付けずに大人になってしまいますと、周りの人間からしてみると本当に厄介な、めんどくさい人になってしまいます

夫婦間でもそうですが、「母子一体感」を持ったまま社会に出てしまい、それが会社の上司にでもなってしまった場合には本当にもう最悪ですよ!

上司は部下を何でも自分の欲求を満たしてくれる「母親」としか見ていないのですから、始めのうちは、そうでもありませんが

徐々に慣れ親しんでくると、そのまるで子供のような欲求は、とどまることを知らず、どんどんエスカレートしていってしまい

最終的には「この上司が言うことは、本当に正気なのか?」

と頭をかしげてしまう事まで、当然の様に平気で口にするようになってきますから

この「母子一体感」を強く残したまま大人になってしまった会社の上司や、夫婦であれば夫や妻など

そんな人間に捕まってしまった日には・・ それはそれは大変な日々が待ち受けていることは安易に想像できることでしょう

私も長い間「母子一体感」を全く手放すことができなかった人間の一人でしたので、自分にとって大切な人ほど自分の思いとは逆に相手を遠ざけてしまい

相手に、しがみつけばしがみつくほど逆に相手が離れて行ってしまうという完全な「負のスパイラル」に、ずっともがき苦しんできました

離別間を持てると生き方が、ずいぶんと楽になってくる

私は幼い頃の家庭環境の影響で「母子一体感」をしっかりと満たすことが出来ないまま大人になり、先ほど話したようなことになってしまいましたが

この「母子一体感」と「離別間」を良く理解し、自分が同じ過ちを繰り返すことを反省して学習することによって、今では「母子一体感」からくる

様々な問題は起こらないようになりましたし、何よりもこの「離別間」を得る事によって、自分自身の生き方が、ずいぶんと楽になりましたね

それまでは自分の気持ちが他人の行動によって、簡単に左右されていましたので

相手の行動にイライラすることばかりで、たまったものではありませんでした(笑)

今まで話してきたように人間関係の中で

「自分はもしかして、この母子一体感から離別間へと、まだ移行できていないのではないか?」と少しでも疑問に感じたとすれば

この「母子一体感と離別間」について学んでみる事をおすすめします

この「離別間」を手に入れると、人生ホントに楽に生きられるようになりますよ

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