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二兎を追う者は一兎をも得ず
にとをおうものはいっとをもえず
昔からあることわざです、簡単に意味を説明しますと
二兎を追う者は一兎をも得ずとは
「欲を出して同時に二つのことをうまくやろうとすると
結局はどちらも失敗することのたとえ」
だそうです
二兎を追うことは結構大変なこと
私も長い人生をそれなりに生きてきて「全くその通りだな」と、このことわざには納得するしかありません
自分は今までの人生の中で、結構「二兎を追う」という事を無理してやってきた人間だと感じています
とうとう張り詰めた糸がプツリと切れた
様々な場面で他人から勝手に期待をかけられ、どんなに生活が苦しい時でも配偶者がいない時でも、素晴らしく人格の優れた人間を常に目指し、家族や親戚、世間に対しても良い人間であり、同時に良い父親も頑張り続ける
そして勤勉で常に真面目で人が面倒だと思う事も自ら引き受け、誰からも良い印象を持たれるように必死に無理をして自分を作って演じていた時もありました
どんなに体調が悪くても仕事は休まず、やるべきことは期待以上にきちんとこなし、人から頼られれば自分の時間を削ってでも人の為に尽くす・・
でも、やはりどこかで限界まで張りつめた自分の中の糸が、ある時「プツリ!」と切れました
「もういい、もうたくさん!、もう何もかも、どうにでもなれ!」ってね(笑)
一人でやれることには時間の限りがある
二兎を追うとは文字通り、二つの事を無理に同時にこなそうとしている様子なのですが、確かに二兎を追うことは不可能な事ではないのかもしれません
場合によっては三兎を追うことだって可能な事だと思うんですよ、しかしですね・・
本当に簡単な事ならそれも可能かもしれませんが、より大きな人生の目標を達成したいと考えた時、人は自分自身を二人に増やすことは出来ません
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一人一日二十四時間、睡眠時間や娯楽の時間も差し引いたら人が自分の将来の目標のために使える時間やエネルギーは、ほんの僅かに限られてくるんですよ
だから時間は極力自分の為だけに使い、無理をせず己の目標のために一羽ずつウサギを捕まえていけばいいんです
これは世の中の「イクメン」と呼ばれる可愛そうな、お父さん達には特に良く聞いて欲しいと私は思っています
イクメンパパこそ二兎を追う人生最悪なパターン
男は家族を養うのが当たり前の事ですが、それに加えて仕事から帰れば体は疲れてヘトヘトなのに「イクメン」というメディアが作り出した、中身がなく薄っぺらい言葉が気になって
疲れた体を無理やり起こしながら休日は家族サービスに頑張り、子供の行事などがあれば、なかなか会社で休みは取りづらいはずなのに無理をして休暇をとり「イクメン」と称した家族サービスをやる
そして、ほんのわずかな休日が潰れてゆっくりと休めないまま、今度は平日の長い仕事が始まり家族のために身を削り生活費を稼ぐため汗水たらして仕事に耐え忍ぶ
「無理をしなくてもいいんですよ、お父さんは仕事で家庭を経済的に支えているだけで充分頑張っていると私は思いますよ」
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なぜ私がこのような事を書いたのか?、それは今は違いますが少し前までは私は、ある会社で責任者としての仕事を任されていました
そして、その責任者という立場は、先ほどのことわざで言えば「二兎を追うものは」どころか「三兎、四兎、五兎、六兎を追うものは・・」といった毎日で
次々と責任者として手に負えない数の兎を同時に捕まえらる事を要求され、あなたはそれが出来て当然なのだからみたいな感じで周囲から重いプレッシャーをかけられ
その他の人は見てみぬふりをして私が必死に捕まえてくる兎を手元に持ってくるのを、ただ悠々と待っているだけ・・
そんな感じの毎日を繰り返していたんです
「だから私は、こんなバカなゲームからは降りました」
馬鹿馬鹿しくなってきたんですよ、もうお前らの事などどうだっていいやって
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それは、職場の人間だけではなくて、親戚も家族も知り合いも・・「もう俺をいい加減頼るんじゃねーよ、たまには一羽くらい自分で汗水たらして必死で追いかけて捕まえてみろよ!」そんな感じで心の中でキレちゃいましたね(笑)
でも、もうそれでいいんです、私はもう二兎を追うことは絶対にやりません、自分が一度に捕まえられるウサギは一羽ずつだけなんだって長い人生の中で、そう悟りました
人の分まで一生懸命捕まえてやろうと頑張る必要はありません、冒頭でも述べました
「欲を出して同時に二つのことをうまくやろうとすると、結局はどちらも失敗する」
たいして意味のない使命感や、責任感を大切な自分自身に押し付ける事はやめましょう
何か問題が起こったとしても、それは自分ばかりに責任があるのではなくて、相手側の責任でもあるのですから
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